不快ですか?

クリスマスシーズンになると、
コンビニでさえ耳にする
クリスマスソング。

英米では、これを不快に思っている人が、
一定数いるという調査結果があるそうです。

クリスマスに限らず、
町に氾濫するスピーカー音
BGMや、注意喚起のアナウンス、CMなど
全てにアレルギーのように
不快感を覚える人はいるそうです。
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中島義道さんという、ドイツ哲学者が書いた
「うるさい日本の私」
Amazon うるさい日本の私
というエッセイの中で、
こういった症状と、騒音に対する闘争、それに付随する騒動について書かれています。

ずいぶん神経質で、ちょっとはた迷惑な人だなあ
という感想を持ちましたが、

実際に、街中でのアナウンスが煩いと感じることは私にもあります。
それを止めさせようと思うと、ずいぶんと大変なんですね。

例えば、エスカレーターでの「手すりにつかまりましょう」
という注意喚起のアナウンス
著者によると

「手すりに摑まることで防止できる事故はほとんどなく、事故の多くは逆走などの危険行為が原因である。したがって、手すりにつかまれとのアナウンスは無意味であるし不愉快なのでやめてほしい。」

という主張をしたところ、店舗の責任者も納得して一旦アナウンスを止めたのだそう。
でも、数日後にはアナウンスを再開しており

責任者に話をしたところ、
「子供がエスカレーターで転倒したお客さんがいて、子供の危険行為が問題なのに、危険防止のアナウンスがされていなかったことを問題にされたため、再開した。」
という説明があったということでした。

こんなふうに、
正しいことを主張しても
一部のクレーマーの正しくない主張の方が通ってしまい、
結局元通り、もしくはさらに悪化なんてことも珍しくないそうです。

街中のスピーカーから流れる音を不快と思ったことはありませんか?
私自身、道にまでBGMを流す必要があるかは疑問に思います。
不快と思う人が大多数になった時にしか
この問題は解決しないのでしょうか?
もう少し静かになってもいいのになぁ。





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